4コマバトルin道場〜観覧者としての感想〜

4コマバトルin道場 日記

おぎぬまXが4コマバトルin道場を開催

所沢似顔絵サークル第一回と同時開催した、おぎぬまX主催の4コマバトルin道場について観覧者として参加しました。

今回の四コマバトルでは、持ち込みバトルと勝ち抜き生描きバトルの二種類のバトルがありました。
バトル一つ一つについての感想をここに記します。

※おぎぬまXがどのような人物なのか興味がある方は、おぎぬまXのツイッターか、ドキュメンタリー動画をご覧ください。

持ち込みバトルのお題は「体」でした。

●ウンポーコ
乳酸菌がほのぼのとしたタッチで描かれています。生きて腸へ届いたが、腸に殺されそうになってしまうという最後のコマが衝撃展開です。最近私は「はたらく細胞」というアニメを観ていたので、体の内臓が擬人化され、それぞれが役割を果たしていく…というストーリーを抵抗なく受け入れられました。それにしても、う〜ん、乳酸菌がかわいそう!笑

●もにゅやまもにゅお
ブタさんにベタベタする男性に対して、ブタさんは「体が目当てなんでしょ」と強く疑問を投げかけます。実際男性は、ブタさんを食肉として見ていました。体目当てというと一般的にはセックス目的ということですが、この漫画では食肉目的という意味だったのです。最後のコマは美味しそうな食肉写真です。切ない展開でした。個人的には好きな大人の4コマでした。敗因はワハハと声をあげて笑う系の笑いの種類ではなかったからかもしれません。

●こうら
「名は体をあらわす」がテーマの4コマ。舞台は合コンの居酒屋ですが、最初の二人は名前通りの見た目をしていました。最後の女性は名前は深田恭子ですが、姿は深田恭子とも似ても似つかぬ風貌です。芸能人と同姓同名の人の悲劇を思い、胸が痛む展開です。敗因は相手が強かったからかもしれません。

●長イキアキヒコ
駅で切符を買おうとする男性がいましたが、なぜか切符が買えません。なぜか帽子のみ着用のダンディな駅員さんが来て、自分の体をタッチするようにうながします。男性が強く体にタッチをすると、なぜか駅員さんは「渋谷」を強く感じます。最後の表情もまた渋くていんですよ。???という展開ですが、ダンディな駅員さんがいい味を出していて、笑ってしまいます。

●ソースミート
あの国民的作品、「アンパンマン」に限りなくちかいキャラクターが出てきます。アンパンマン的なキャラクターは腹部から血を流していますが(もしかしたらアンコなのかも)、バタコさん的なキャラクターがアンパンマン的なキャラクターの頭を交換してくれます。しかし腹部の血は治りません。「そりゃそうだよな〜〜〜」と納得の展開です。ほっこりしたタッチも、また面白さを際立たせています。

●留々家
よし子ちゃんの体の中をロボットと男の子が、探検します。よし子ちゃんの体の中が落ち着くので、(ずっとここにいたい)という気持ちに。絵や線が見やすくていいですね。敗因は、気持ち悪さが少々足りなかったことでしょう。留々家さん本人がおそらく気持ち悪くない人なのだと思います。

●アホトロル
ポイ捨てをしたり、暴力を振るったり悪事をはたらく男がいますが、その都度良い体であることが強調されます。その人の行いと、体の良し悪しに関連性はないのです。四コマ士の中で最も「体」というテーマに対して、一直線だったプレイヤーだといえるでしょう。

●逆襲
求愛する男性に対して、女性が「体目当てなんでしょ」と拒絶します。しかし男性が体といっても、肘目当てだったのです。肘フェチな男性に対して、女性は「肘的には友達でいましょう」とあらためて断ります。この作品からはすべてのものに生命が宿るというアニミズムを感じました。敗因はわかりません。

●おぎぬまX
サウナに男性が二人、片方は筋肉隆々です。普通体型の男性がシックスパックを羨むと、筋肉隆々な男性は2パックをくれました。2パックは普通体型の男性の体へ、溶け込んでいくというのがラストです。突っ込みどころは多いのですが、筋肉隆々な男性は気前がいいですね。展開に小さな狂気を感じますが、土臭くシンプルな線の画風で強行突破しています。

●渡良瀬川ワタル
ヨーグルトォおおおお。怪しげな男がすすめる薬が、ドラッグではなくヨーグルトというのは脱力展開です。手にドロドロとヨーグルトが注がれ、お腹に塗るのはこう…ヨーグルトに申し訳ない気持ちにもなります。敗因は狂気が足りなかったことかもしれません。

 勝ち抜き生描きのお題は「心」でした。

●アホトロル
「人の心が何よりも大事」と主張する男を、向かい合う男が攻撃して心臓を奪ってしまいます。そして最後に一言「本当に大事なものなら、しっかりと守っておくことだな」と言い放ちます。ヤクザです、完全に行いがヤクザです。敗因はヤクザの顔面のヤクザ感が薄かったことではないでしょうか。もしかしたら意図があったのかもしれませんが、感情移入できるような表情の変化が欲しかったです。

●逆襲
博士が人の心が見えるメガネを発明。思いやりに溢れた世界が可視化されると思いきや、性欲に溢れた世界が可視化されたという展開。老若男女の描きわけが上手いのも、面白さに貢献していると思いました。

●こうら
友情という心よりも、性欲という体の要素が勝ってしまったという皮肉的展開。最後の視力検査のコマは、おっぱいに見えたという解釈で大丈夫でしょうか。絵が可愛らしいのがポイント。敗因は正直よくわからないけれども、個人的には1コマ目の男の子二人が、他のコマでも絡んでいて欲しかったです。

●逆襲
おじいさんとおばあんの心と体が入れ替わって起きる、数々のトラブルがコメディで面白いです。最後、おじいさんの体(心はおばあさん)が亡くなってしまうところも、涙あり笑いありです。細部に神が宿るというか、股ボリボリもゲートボールもあるあるネタっぽくて親しみを感じました。

●逆襲
女性が心を込めて鍋で都市を作りました。もうそこで謎展開です。でもなんだかショートSFみたいで面白い。男性の「怖い怖い関わりたくない」という反応も、読者の心を代弁していて、いい塩梅なのです。ポップな絵柄で、ホラーな4コマでした。

●ソースミート
ツイッターに課金したら、ファボが心臓に、リツイートが大腸に変化しました。最後のコマの男性の表情も、絶妙でいいんですよね。この4コマ、私は面白いと思いましたが、負けてしまいました。一部の人には意味がわからなかったようです。敗因は前衛的4コマだったため、人を選んだからかもしれません。線が薄かったのも、敗因の一つかもしれません。

●逆襲
現代日本への風刺漫画です。一部の人には愛想をよくするが、立場が弱い店員さんにはきつくあたる高齢者が出てきます。ロボットがそれを見ながら、「コレガ…ニンゲンノ…ココロ…」と学習していくのです。リアル…リアルで辛すぎる。私も数日後、同じような場面をスーパーで見ましたもの。これを反面教師にして、多くの人に優しく生きていきたいと思いました。

●ウンポーコ
真心込めて準備中 という看板の店を覗き込んだら、おぎぬまXとおぼしき男が気合いを入れて準備していたという展開です。おぎぬまXを知っていると、なんだかクスッとしてしまいます。敗因は身内ネタだから、おぎぬまXを知らない人にとっては(???)となってしまったということがあるでしょう。

●おぎぬまX
「復讐心」がテーマの4コマです。王は「クックックッ… 復讐心では私に勝てぬぞ…」と言いますが、復讐心の力は強かった。心が人を実際に強くしたというメッセージ性が強い4コマです。敗因は、メッセージ性が強く、笑いの要素が薄かったことかもしれません。

●逆襲
人の心を持っていないという男も、日高屋のお得なチケットをもらったら思わずニコニコしてしまいました。ここで読者は「人の心を持ってるやないかーい」と心の中で、ツッコミを入れるのです。大盛り無料と味玉1個サービスで命が助かるなら、安いものです。

●留々家
二人の男が、一人の女性の心で鉢合わせして少し気まずくなる漫画です。リ、リアルー!!こういうことが、現実社会お墓の中で起こっていると思うんですよね。パートナーをなくした人が再婚して、元パートナーと新しい相手が同じ墓に入るみたいな…なんか話が飛躍してすみません。この4コマでは男性が二人ともいい人そうなのが、作品の魅力に貢献しています。

●もにゅやまもにゅお
心イコール心臓という解釈の4コマですね。心(心臓)を物理的に見てみたら、お尻の形をしている上にオナラをされるという衝撃展開です。絵の動きにスピード感がありますね。構図も非常にデザインちっくです。敗因は相手が強かったことだと考えられます。

●マルオ
舞台はバー。自分を家飲みに誘う男の心を、女が遊戯王風にのぞいてみたら(一夜限りのセックスをしたい)という男の思惑が見えたという展開です。飛び入り参加でこのクオリティはすごい。最後のコマなんて、遊戯王タッチが再現されており、尊敬です。敗因は1コマ目の男女の顔の描写が足りなかったことだと思います。1コマ目の顔に個性をもっと出してあげれば、4コマ目との対比がより出て、面白くなったような気がします。

●渡良瀬川ワタル
絵柄がまた可愛いんですよね。入院している小学生らしき男の子も健気です。お母さんが二ジロー選手を連れてきたと思ったら、なぜか二ジロー選手とイチャイチャしているではありませんか。そんなのヤダーーー!!読んでるとなぜか主人公に感情移入してしまうんですよね。大人くさいイヤーな雰囲気ですが、渡良瀬川ワタルさんのタッチだから、ギリギリ成立している。個性的で面白い作品でした。

好き勝手感想を書いてしまいましたが…4コマ士の皆さん、本当にお疲れ様でしたーーー!!
また観に行きたいです!!!

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