【エッセイ漫画】あの日の千円札(10歳の新宿駅での思い出)

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【エッセイ漫画】あの日の千円札

あの日の千円札1
あの日の千円札2

10歳の新宿駅での思い出

お疲れ様です、今日もモリモリ食べるっちまです。
みなさん、お元気ですか?

今回は、「あの日の千円札」という思い出漫画を送りしました。
漫画の出来事が起きたのは、10歳の時でした。私と双子の姉※が新宿駅を歩いていた時に、小柄なおばあさんに話しかけられました。

※双子の姉はプラ子という名前で、ブログ活動をしています。ぜひご覧になってください。
プラ子のお楽しみエッセイ

彼女は中央線に乗りたかったのですが、新宿駅で迷ってしまったとのことでした。そこで私たちに、中央線への行き方を聞いてきたのです。

私たちは説明するのが難しかったので、中央線の近くまで案内することにしました。おばあさんは荷物が多かったので、荷物を持つのも手伝いました。おばあさんは、田舎から息子に会いに来た帰りだと言っていました。

中央線の近くまでおばあさんを連れて行き、別れる時のこと。私は、おばあさんから千円札をにぎらされました。私たちはそれを返そうとしましたが、おばさんは足早に去ってしまいました。

とてもびっくりしました。そして、そのお金を受け取ることが、ひどく申し訳ない気がしました。10歳にとって、千円札は大金です。

私たちはすぐにその千円で、ハイチュウなどのお菓子を買いました。千円札で持っているのが、なんとなく怖かったのです。帰り道、身体の力が抜けていたのを覚えています。

そんな子供時代の、思い出話でした。