【エッセイ漫画】もっと日常を!

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漫画「この世界の片隅に」を読みました

こんにちは、今日もモリモリ食べるっちまです。
先日、Kindle Unlimitedで、漫画「この世界の片隅に」を読みました。

以前、アニメ映画「この世界の片隅に」を観てから、原作が気になっていたので、いい機会でした。
漫画「この世界の片隅に」は、第二次世界大戦中の広島市と呉市が舞台なのですが、すずさんという女性の日常に焦点をあてて、描かれています。

すずさんの子供時代、初恋、急に知らない人との結婚、結婚生活…まとめてしまうと、こんな感じなのですが、生活の細部が丁寧に描かれているので、読者もすずさんと一緒に生活しているような錯覚を覚えます。

時代的な背景もあり、すずさんは自分で選択できることが今よりも少なく、大きな時代の流れに飲み込まれていきました。でも当時はそれが普通だったでしょうし、結婚相手の男性は優しい人でした。すずさんの生活や心情は、けっして不幸の一言でかたづけられるものではありません。

詳細を書くと、ネタバレ不可避なので、ここまでにしておきますが…。ともかく私は、漫画「この世界の片隅に」を読んで、(かけがえのない日常を、記録にのこしていこう)と思いました。

そしてその時、たまたま目の前を見たら、オス猫が私を監視していました。オス猫は、夜ご飯を要求していたのです。「さっきご飯あげたでしょ!」と言ったら、なぜか彼は目をすんっと閉じました。

記憶には限りがありますから、いつかこんなしょうもない私の日常も、遠い過去になって、当たり前に忘れるんだろうな。

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